観覚寺遺跡(かんがくじ)・・・東漢氏の居館跡
  高取町大字観覚寺に所在する集落跡で、平成16年3月1日高取町教育委員会は、現在の床暖房である石組みのオンドルを備えた朝鮮半島系の特殊な構造の「大壁建物」と呼ばれる建物跡が出土され、時期は清水谷遺跡より後の7世紀前半頃と考えられ、東漢氏の居住地と推定されると発表しました。





  オンドルを伴う大壁建物跡は約1キロ離れた清水谷遺跡(5世紀後半)でも見付かっており、世代交代を重ねながら高取町一帯に居住していた可能性が強まった。






  高取町周辺で発掘された清水谷遺跡、ホラント遺跡、銅製の釈迦誕生仏発掘地、観覚寺遺跡、キトラ古墳、坂ノ山古墳群などにより、この一帯が東漢氏の居住地であったことが証明されました。東漢氏は現在の日本人の祖であり、この地域が日本のふるさとであると考えられます。